輪島塗のお盆はモノを運ぶだけじゃない。幸福度がアップする使い方

「全日本人味噌汁椀輪島塗化計画」ブログでは、輪島塗の食器をもっと普段の食卓で使ってほしいと願い、とくに味噌汁椀こそが輪島塗の魅力が一番伝わると考えている田谷漆器店10代目・田谷昂大が、輪島塗の良さや使い方、お勧めのアイテムなどをご紹介していきます。


以前のブログで「はじめて輪島塗を手に入れるならお椀がオススメ」と書きましたが、次にオススメしたいのが「お盆」です。

「来客なんて頻繁にないから必要ない」と、お盆をお持ちでない方もいらっしゃるかもしれませんが、いざ使ってみると、これほど重宝するものはありません。

輪島塗のお盆が一枚あるだけで、日々の暮らしが格段に豊かになる。
そこで今回は、「輪島塗のお盆で日々の幸福度をあげる方法」についてご紹介します。
 

目次

1.輪島漆器のお盆は丈夫でおしゃれ。普段使いにもってこい

2.最初に買うなら「尺の丸盆」。輪島塗のお盆で自分だけの世界を創る

3.島漆器お盆の種類と色選び日本伝統の蒔絵や沈金入りも

4.輪島塗のお盆にのせて運ぶ、おもてなしの心

1.輪島漆器のお盆は丈夫でおしゃれ。普段使いにもってこい

「輪島塗のお盆なんて、どう使えばいいか分からない……」

そんな戸惑いの声も聞こえてきそうですが、
どうぞ堅苦しく考えないでください。
漆器というと、お正月や慶事のときにしか出番がないと思われるかもしれませんが、
そんなことはありません。

むしろ輪島塗のお盆は、自由度の高い生活道具。

あれこれ試してみると、いかに使いやすくて食卓に華やぎをもたらす存在か
実感していただけると思います。

なぜ使い勝手が良いかといえば、理由は輪島塗の特長である
優美さと機能性の高さを兼ね備えた「堅牢優美」さ。

木地を作る「木地師(きじし)」や漆を塗る「塗師(ぬりし)」など、専門職人の分業制による124もの工程を経て精度が高まり、耐久性においても折り紙つき。
熱い湯呑みも安心して運べますし、傷など気にすることなく扱うことが出来ます。

また、芯の部分は木で出来ているので驚くほど軽量で、ストレスなく持ち運びできる点も魅力です。

丸盆の木地

さらに漆器は、使うたびに色ツヤを増していくことも、陶器やプラスチックなど他の素材にはない特長ですから、大切にするあまり、しまいっ放しにしてはもったいない。
毎日使ってこそ、輪島塗の真価が発揮されるのです。

■Point
伝統の分業制でつくられた輪島塗のお盆は、「堅牢優美」な生活の道具

 

2.最初に買うなら「尺の丸盆」。輪島塗のお盆でお盆の中に自分の世界を創る

では、はじめて輪島塗のお盆は
どんなものを選ぶと良いのでしょう?

はじめて手に入れるなら、
まずは「尺の丸盆」が良いと思います。

これは直径が一尺(約30cm)、お月様のようにまん丸で
日本では長年親しまれてきた、お盆の基本ともいえる形です。

来客時には数人分の湯のみを一度に持ち運べるのはもちろん、
何と言ってもオススメしたいのが、お膳やトレーとしての使い方。

ひとり分の飯碗、汁椀、おかずの皿を載せるのにちょうど良いサイズですし、惣菜を豆皿に盛り付けて並べれば、いつもの食事がおしゃれな会席料理ふうにグレードアップ。
ひと息つきたい日は、好きな酒と肴をあしらって月を眺めながら晩酌というのも、おうち時間を贅沢にしてくれるかと。

もともと、お盆は「折敷(おしき)」(食器を載せる敷台)から派生したと言われていますから、こうして御膳代わりに使っても、さまになるのだと思います。


ちなみに丸盆は、茶道の茶道具としても用いられ、お盆の上でお点前を進める「盆点前」であれば、どこでも気軽にお茶を楽しむことができます。

たとえば、これをティーカップやポットに置き換えて
自己流のティータイムをたしなむのも良いでしょう。


まずは、使い勝手のいい輪島塗の丸盆を一つ。

その後、家族構成やライフスタイルに応じて
小ぶりなサイズや異なるデザインのお盆を買い足していくと良いかな、と思います。

■Point
輪島塗の丸盆はトレーやお膳、茶道具としても活躍

 

3.輪島漆器お盆の種類と色選び日本伝統の蒔絵や沈金入りも

はじめて輪島塗のお盆を手に入れるなら「尺の丸盆」と書きましたが、丸盆といってもさまざまな種類があります。

輪島塗といえば、漆で描いた絵や文様に金銀の蒔絵粉を蒔いて装飾した「蒔絵」や、漆面に小刀で文様を彫って金箔を付着させた「沈金」など、繊細な工芸技術も魅力の一つ。

使わないときは皿立てなどに立て掛け、オブジェとして飾るのもおしゃれです。

逆に加飾を一切行わず、漆だけ塗り重ねたものは、漆本来の奥深い艶やかさが引き立つ。和洋問わず、いろいろな食器と合わせやすいので人気です。

漆器に用いられる色は「赤」「黒」「溜(ため)」が一般的ですが、
個人的には「黒」のお盆が、なにかと使い勝手が良いように感じます。

「漆黒(しっこく)」という言葉があるように、漆塗りの黒には特有の艶と深みのあり、
どんなカップや食器を載せても、両者が「映える」のです。

輪島塗のお盆には格式高い華やかさがありますから、
裏に名前を刻み入れて、新築祝いや結婚祝いの贈り物として選ばれる方も多いです。

■Point
格調高い輪島塗のお盆は、贈答用としても人気

 

4.輪島塗のお盆にのせて運ぶ、おもてなしの心

お気に入りを手に入れたら
丹精込めて作られた輪島漆器のお盆を
惜しげもなく使ってみる。

洗い清め、拭き、しまうという一連の行為は
慌ただしく過ぎていく日常の中で
「一つ一つに心を込める」というレッスンにもなります。

ちょっと大げさかもしれませんが、
日々の暮らしにお盆を迎え入れることは
「もっと人生を豊かに生きていこう」
という、自分への決意表明でもある気がします。


いつもの食事を特別なものにしてくれるトレーやお膳として。

また来客時には、輪島塗にそなわる存在感が
おもてなしの心を伝えてくれる。

輪島漆器のお盆が、
暮らしを見つめ直すキッカケになるかもしれません。

【田谷漆器店 10代目・田谷昂大】

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